2021.12.06
三尺三寸 居合刀 AK33
三尺三寸 居合刀 AK33
ご依頼が増加中の長尺刀。これは最長モデルで刃渡り三尺三寸。鞘引きと腰引きは勿論、正しい日本刀操法を身に付けてなければ抜刀すら出来ない御刀です。居合道で使いこなすには研ぎ澄まされた体裁き(身体操法)、手の内、中心力、呼吸が必須。大切なのは気剣体の一致、即ち調和ですな。
かつて刃長3尺3寸居合刀と言えば、林崎夢想流等、限られた流派の剣士様方からの製作ご依頼しか無かったのですが、今では流派や体格に関係なく、刃長3尺3寸居合刀をお求めになる剣士様方が増えてきました。需要が増加している理由は色々あるかと思いますが、長尺の居合刀で稽古する事の有効性が認知されてきたことも需要が伸びている要因の1つであると考えています。
居合道における抜刀時には正しい体裁きで”鞘引き”を行う事が求められます。正しい体裁きを行う事で、より早く、より無駄が無く、より理想的な日本刀操法が完成します。刃長2尺3寸~2尺4寸前後の刀を扱う居合道流派の先生方でも、正しい体裁きで、鞘引きが出来ている先生方は平均身長以下の方でも刃長3尺三寸の御刀を抜刀・納刀共に可能ですが、長年にわたり居合道を稽古されてきた先生方でも、抜刀時の体裁きを練られていない先生方や、短い刀でしかお稽古されてこなかった先生方の中には、体裁きが甘く、武術的に有効な抜刀が出来ていないケースが見受けられます。そのような方々は、まず三尺以上の御刀では抜刀する事も、納刀する事も出来ません。短い御刀は正しい体裁きで、鞘引き、を行なわなくても、簡単に抜刀も納刀も出来てしまうため、どうしても利き手中心の抜刀になりがちですなんですね。(注:鞘引き無しで抜刀する刀法も存在しますので、全てにおいて利き手中心の抜刀が間違いとは言いきれません)正しい体裁きで、鞘引きが出来ていなければ、刃長3尺以上の刀の場合は抜刀する事も納刀する事も不可能です。体裁きを練るには、とことん長尺の刀で稽古するのが有効です。通常より長尺の刀で稽古を積むと、鞘引き動作が強化されるだけでなく、抜刀スピードが飛躍的に向上し、下半身の体裁きにおいても進化し、予想以上の上達効果を得られます。また三尺超の居合刀となりますと、鞘払重量が約1.5kg近くになり、豪壮な真剣並の重量となるため、真剣の操縦に必要とされる、小手先だけの筋力に頼らない、身体全体を使った体裁きや、正しい手の内、脱力、呼吸力、中心力を使った正しい日本刀操法が身に付きやすくなります。長尺刀でのお稽古に否定的な先生方でも、一度、3尺3寸居合刀でしばらく稽古されれば、その有効性に気付いて頂けると思います。3尺3寸居合刀は開発コストがかかり高価な物となりますが、3尺3寸居合刀を稽古で使用した際に得られる驚くべき成果は通常の居合刀の比ではありません。
そこのお侍さん、佐々木小次郎も抜いてた、三尺三寸刀、抜いてみたくはありませんか?
製品番号:AK33
三尺三寸 居合刀 AK33
■厚口ベース
■刃長:約3尺3寸
■樋:樋無し・本造り
■刀身成型精度:上
■刃文:直刃・3尺超
■刀身保護コーティング:有り
■ハバキ:銀無垢製・本ハバキ祐乗
■切羽:銀仕上げ
■柄長:1尺2寸
■目釘:煤竹2本垂直打ち
■柄中心部の太さ:普通
■鮫皮:本鮫皮・白
■柄巻:正絹・時代鉄・捻り巻き
■柄巻長寸チャージ:あり
■鍔:柳生笠・上
■目貫:桐鳳凰真鍮古美
■縁頭:天正・上・真鍮古美天正45mm
■鞘塗:黒石目
■3尺超鞘塗チャージ:有り
■下緒:純綿鉄紺
■サービス品:刀袋 二重(裏地付)
<計測値>
□元幅:約34mm
□元重:約8.1mm
□先幅:約26mm
□先重:約6mm
□切先長:約47mm
□鞘払重量:約1,446g
□総重量:約1,825g
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